個別最適化のツール
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こんにちは、石嶌之広です。
朝、お布団から出るのに勇気が必要になってきました。
あったかい食べ物がとてもおいしい季節の到来。
お弁当のご飯にお茶・・・。内緒ですがおいしいです。
個別最適化のツール
文部科学省「GIGAスクール構想」や経済産業省「未来の教室」の中では「学びの自立化・個別最適化」があげられています。
一斉授業で一律に同じ内容の教育を進めていくのではなく、学習者の自立した学びと一人一人に合わせた内容の学習をする学習環境を整えていくものです。
学習の自立には自習する力の育成、また一人一人に合わせた学習には個別学習環境の形成が求められているといえます。
「未来の教室」にある個別学習環境の個別最適化については、1970年代くらいから研究がされているものがあります。
そして私が教室を始めた2004年の塾業界では、個別学習のフランチャイズシステムがとても流行っている状況がありました。
その頃、わずかですがパソコンを前にして映像で学習する環境を作っていた方々がいらっしゃいました。
昨今の、AIとIoTとビックデーターを用いたICT教育の中にある一つの形がすでに進めれていたといえます。
学習塾には、個別最適化のためにスマホやタブレットやPCなどを使った教材の広告が山ほどやってきます。
その中で本当に役に立つものを取捨選択して採用を検討します。
学習塾がこうしたツールの使用目的に「講師との代替え」があります。
1対1や1対2などの数十年前から行われてる個別学習システムでは、講師の確保や配属が重要な課題です。
講師の質を維持、生徒の急な休みと学生講師の急な休みに対応するシフトなどに労力が必要です。
この労力は、学習塾経営にとって大きなコストにつながることが多くあります。
ツールの採用で教師を削減してこのコストにつながる労力を無くし効率の良い経営をしたいという考えです。
海外でもIT企業や私教育業界が十数年前からパソコンなどのIT機器を使ってこの取り組みをしています。
しかしこの形では、教育効果があまりないことが判明されています。
現在のAI・IoT技術を用いたものでも同じ結果のようです。
国内でも同様で塾などでは再び講師が学習に介入する形になることがあり公教育では「協同学習」が組み合わされる形になっています。
私の教室でも個別最適化に最適なツールとしてIT教材をあれこれ検討してきました。
15年位前に、あるインターネット学習を採用しました。導入には100万を超える費用がかかりました。
このインターネット学習は、当時としては珍しく入力式の解答方式と音声＋動画画面による解説があるものです。
メールマガジン読者の方に無料で案内して200名以上の方々に利用していただきました。
不登校などで、在宅学習が必要なときなどにとても役立ったものでした。
しかし多くの場合は「しばらくは役立ったけれどしだいに使われなくなる」という状況になりました。
こうした経験からIT機器学習を主要教科年間学習カリキュラム基幹として学習効果を望むことは現在の技術でも難しいといえることは納得することができます。
しかし学習活動の一部をAI・IoT技術を持ちいたシステム機器を使用することで、人と同等かそれ以上に効果があるということを理解しています。
今、私の教室では、学習活動の一部をAI・IoT技術を持ちいたシステムの学習をタブレットなどを使って行うようにしています。
さて個別最適化を実現するために必要な大きな一つの課題があります。
それは政府の進める「学びの自立化・個別最適化」、個別最適化と一緒に並べられている学びの自立化です。
学びの自立化と個別最適化はセットで良い効果が期待できるものです。
次回のお話しは、この学びの自立化についてかなと考えています。
今回は以上です。
石嶌之広
追伸
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