静岡県公立高校入試対策


 

入試対策は詰め込み教育

最近は聞かなくなったのですが「詰め込み教育」というのが教育論議のテーマになることがよくありました。

「『詰め込み』というのはどうなのか」という議論なのですが、入試対策は完全に「詰め込み」です。

入試問題は近隣の公立中学校に通う子供たちにとって、いままで経験してきた学校テストの問題より難易度が高い問題です。

それに対応する能力を短期間につける必要があります。そのためにガチガチ「詰め込み」をします。

普段の勉強は、短時間学習ですが冬期講習や土日の無料講習で「これでもか」というくらい長時間学習をするわけです。

公立高校入試は、大方どの都道府県も「内申」に左右されます。静岡はこの「内申」の影響は結構大きいわけですけど内申点が決まったあとは、もうひたすら当日の点を取りに行くしかありません。

なので、「詰め込み」をします。

土日は貴重な学習日

数年前は、模試を6回以上、毎週土日は朝から夜まで講習という感じでしたが、このところは「できるだけ効率的に調整」という手段をとるようにしました。

それでも、毎週、土曜か日曜のどちらか、もしくは土日の両方、半日か1日の長時間無料講習をします。

冬期講習で何十時間、その後の土日無料講習で何十時間。

「入試対策」だけをテーマにして「詰め込み教育」をするわけです。

学校の授業がない土曜と日曜日は貴重な入試対策日です。

短期間に出来る限り得点力をつける

入試対策は、短期間に出来る限りの得点力をつける必要があります。

12月の内申が決まるまでは、学校授業対応をする必要がありますので、本格的入試対策は12月中旬以降からスタートします。そして3月初めまでのおよそ3カ月半が「入試対策期」になります。

「3カ月半」

この間に一気に得点力をつけるのです。

入試対策スタート時は生徒も受験が少し遠い感じがしています。

「難しい問題ばかりだなあ」「こりゃ無理だ」って思っていることでしょう。

この時に突き詰めてしまうと、けっこう精神的に辛いことになります。

特に男の子に多いのがこの時点でくじけてしまうことがあります。

サッと流す要領がいるのです。

そして、入試対策を始めて2カ月くらいたって私立高校入試があります。

実はまだこの頃は、まだ公立高校入試問題に対応できるレベルにはなっていないことがほとんどです。

私立高校入試は併願の生徒にとって良いタイミングを作ってくれる機会になります。

 

ラスト1週間

本当に点数が取れる感が出てくるのは私立高校入試以降です。

受検日が近くなってくると、放物線のごとく意識と集中力が高まってきます。

そして直前期はガチガチになってきます。

吸収力もすごいことになってきます。

生徒達の多くが「ラスト1週間で点を取る実力」をつけていきます。

じゃあ、公立高校の入試対策は、受検日の1週間前からすれば、効率的でいいんじゃないかというと

そうじゃないんですこれが。

やっぱり、そこに至るまでの努力が必要なんです。

 

入試は本気でやれる勉強です

もしかしたら普段の勉強では、ムキになって勉強していると「何アレ」と後ろ指をさす人がいるかもしれません。

しかし入試対策をガッチリやっている人に後ろ指する人はいません。

ガッチリやらない人を指さすことはあるかもしれません。

そんな人いるのかという感じですが、いるんです。

しかも身近に。

それは誰かというと「自分」です。

普段の勉強でムキになると自分のある面が指をさします。

そして入試対策期にはサボル・ニゲルと自分が指をさすのです。

自分とのバトルがあるわけです。

入試対策は本気でやれる勉強です。

勉強の目的は入試だけではありません。勉強の一過程にすぎません。

その一過程の中で「本気でやれ」と自分に発破をかける活動の一つが入試対策の勉強です。

 

黄金の日々

この入試対策を今年も行いました。

今週、結果発表があります。

合格か不合格がどちらか二つに決まる。

ドラマですね。

どっちに決まるとしても、永遠に記憶に残るドラマです。

「本気でやれ」と自分に発破をかけ苦悩した日々が「燦然とした輝き」を持って自分史に残すドラマです。