基礎基本とラストスパート

こんにちは、石嶌之広です。

あったかい春がやってきました。(花粉症もやってきました)

教室近隣では、早咲きの桜や梅が満開花盛り。

ソメイヨシノさんも、そろそろ登場間近という感じです。

今年も高校入試が終わりました。

明日、公立高校の合格発表、ドキドキしますね。

教室で行う入試対策は土日を使って思いっきりやります。

普段の学習時間は短めですが、土日は毎週長時間ガッチリというという感じです。

入試対策は12月中旬から始まります。

公立高校人気の地域ですので、多くの中学生は公立高校を志望します。

公立高校の入試問題は、ふだんの学校テストよりも難易度が高いためできるだけ早くから入試対策カリキュラムに移動したいと思います。

しかし、入試は内申重視なので12月の初めにあるテストまでは、オアズケしなければなりません。

内申が出たら、カッチっと入試対策に切り替えます。

そして3月初旬にある入試までのおよそ3か月半が「入試対策期」になるのです。

入試対策の初めは、先ず基礎基本をやります。

「そんな時間ないぞ」と思われそうですが、そこは餅やです。

「入試に関わる重要度の高い部分」を拾い上げてミッシングポイントを埋めて行きます。

その後に、過去問題や必要な演習に取組みしていくのです。

どんな取組みかというと、これはもう企業秘密です。

さて、入試対策について教室での取組みについてながくお話ししましたが、ここから今回の本題です。

入試対策の重要ポイント

時間がなくても、とにかく勇気を出して基礎基本から始める。

ということ。

これをやっておくことで、入試対策の「ある時」グッと力になるのです。

そのある時というのは。。。。。。

ラストスパートの時

「基礎基本学習」「過去問」「地味な演習」をベタに続ける約3か月半。

学校テストより難易度の高い入試問題に対応する力をつけるこの期間、

生徒も講師もとってもたいへんです。

ですが、実は、本当に入試の問題で点をとる力を身につけているのは入試間際なんです。

入試の日が近くなってくると、放物線のごとく意識と集中力が高まってきます。

吸収力もすごいことになってきます。

生徒達の多くが「ラスト1週間で点を取る実力」をつけていきます。

じゃあ、公立高校の入試対策は、入試の1週間前からすれば、効率的でいいん

じゃないかというとそうじゃないんですこれが。

やっぱり、そこに至るまでの努力が必要なんです。

この入試前に行うラストスパートの時に活きてくるのが、時間が無いのに無理やりやった「基礎基本学習」なんです。

私立一貫校に通う中学生が、途中から学校についていけなくなってしまった。

学校のテスト問題は「難易度の高い教材」から出題されていて手に負えなくなった。

こんなときにも行うと良いのが「基礎基本学習」です。

どうしても、学校でやっている「難易度の高い教材」をなんとかしたいと思ってしまいます。

でも、学校進度から遅れてしまうという恐怖に耐えて「基礎基本学習」をやる。

「そんな時間がない」と焦る気持ちをグッとおさえて「基礎基本学習」をやる。

そして、その後に「勝負」が始まるのです。

石嶌之広