不登校について
こんにちは、石嶌之広です。
先日の朝、プランターの花に水やりをしたら、白いボールのようなものがありました。
軟式テニスのボールのような感じです。
よくみたら、「きのこ」でした。
面白いなあと思っていましたら、今日またひとつ増えていました。
勝手に生えて勝手に育つ「きのこ」楽しいですね。
今回は、不登校について、ぼんやり思ったことをお話します。
ひとりごとのような内容です。
いま、メールマガジンバックナンバーの整理をしています。
2009年1月頃の配信記事をみると、「不登校」について触れているところに
目が止まりました。
その時の記事
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以前から不登校については悩んでいました。
ゼロからの特進講座に不登校問題についてかかわることは避けることができない問題です。
しかし経験がないことから、どうしても何のお話もできないという状況でした。
確かに不登校関係の書籍は山ほど読みました。図書館にある本はすべて。
それでもどうしてもピンとこないのです。
正直どうしたらいいのかわからないのです。
ただ出来るのは、教室に通いはじめた生徒と勉強をすることだけでした。
基礎からゆっくりペースを合わせながらすすんでいく勉強をする。
それだけです。
しかし今回もう一つのことを出来るようにしたいと思いつきました。
不登校の生徒
彼らの進路についてです。
詳しくは、また後日になりますが、彼らが高校に入学して卒業する。
そして希望があれば大学に進学する。
その道筋をつくることです。
これならば私にもできることだと思うのです。
新たな道を発見しつつあります。
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このような記事でしたが、その時は、通信制高校をスタートすることを検討し始めたときでした。
今は、不登校や学校になじめないの子供たちに、多様な通信制高校を選ぶことができる時代になっています。
そして今、不登校の中学生に対して何ができているのかというと特別なことは何もしていない。
教室に来た生徒に「勉強」という行動ができる環境を作っているだけです。
不登校の子供たちにとって何かできることについて悩むのはやめたんです。
学校には、なかなかいけないけれど、この教室には来ることができる。
だから「勉強できる」
遠くのところから泊りがけで、静岡にある、この教室にくる。
だから「勉強できる」
そうした環境を作ることだけにしました。
この教室に来れば「勉強ができる」
しかし、だれでもがこの教室に来て勉強できるわけではありません。
この教室に来ることのできる中学生には条件があります。
そのひとつは
「自律する意志がある」
です。
自分にとって少しでも辛いことがあると、すぐに自分以外の誰かに頼っていく。
そうした子は、自分にとって問題があると、自分以外の何かに腹を立ててふてくされてしまいます。
そのよう様子であれば、「自律する意志はない」とみなします。
自分にとって少しでも辛いことがあったときは、自分事として考えはじめる。
自分以外の誰かに腹を立てるのではなく、自分に自問していく様子が見られたとき
「自律する意志がある」とみなします。
そうした子に、勉強活動を通して、その辛いことの解決について応援できる環境を作っています。
不登校の中学生が、これから「自律して生きる」ための現実的行動として
「勉強すること」を求め、そのための環境を作ります。
やらされる受動的勉強ではなく、自分のためにという能動的勉強ができる
環境を作っていくことが、今、できることだと考えています。
今回は以上です。