「わからない」から始まる
小庭の梅に小さな花が咲きました。
まだ少し続く冬の透き通った青空と朝いちばん飲む暖かい白湯が朝ごはんを美味しくしてくれるこの頃です。
今回は、「わからない」から始まる
小6年生、中3年生、高3年生の生徒たちに卒業の日が近づいています。
そして4月になると新たな学びが始まります。
以前、会社勤めをしていたときには、「まだ誰もやっていないこと」に取り組みをする機会が幾度とありました。
まだ誰もやっていないことですから、学校の勉強のように「答え」が用意されているわけではありません。
いままでの知識を使って工夫をしながら取り組みをして「答え」を作りながら進めていきます。
そしていままでの知識では立ち行かなかったときは「新しい知識」を求め「解決」のための努力をしていく。
学校の勉強は、「わからない」から始まります。
新しい課題は、いつも未知の領域。
いままでの知識を使って工夫をすることで「解く」ことができるものもありますが、
新しい知識を得ることで「解く」ことができるものもあります。
簡単に答えがわかるものもありますが、時間をかけなければ解くことができないもの。
難解で、ずいぶんと頭をつかって考えなければ理解できないものもあります。
でも今は、「わからない」という自分にとって未知の領域に入っても「答え」が用意してある問題ばかりです。
そして「先生」という師が、ともにこの思考活動に付き合ってくれます。
学生時代は学校の勉強をつかって「わからない」をどんどん「わかる」そして「できる」にしていく練習、訓練、修行をするところかもしれまません。
そして、近い将来、私たちの生活をよりよいものにしていく、実践の舞台でこの力を発揮していくようにして欲しいと思います。
勉強は一生続きます、そして「わからない」への挑戦も生涯続くものです。
塾をやっている私たちは、生徒たちの「わからない」に向きあっています。
その向き合い方は、個々それぞれ。
子どもたちの状況や特性によって「わからない」への寄り添い方を考える日々を過ごしています。
とても楽しいです。
今回は、以上です。