「教材を使ったある一つの勉強方法」その2
中学生の勉強 ゼロからの特別進学プログラム
発行周期 不定期
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こんにちは、石嶌之広です。
河津桜や梅の花がとても美しく外を出歩くのがとても楽しい日々となりました。
日中はポカポカと暖かく、ずっと外でボーっとしていたいと思うこの頃です。
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「教材を使ったある一つの勉強方法」その2
今回は、前回の通年教材を使ったある一つの勉強方法についての続きです。
公立中学の中学生で、学校成績がちょとだけ厳しめから平均前後くらいであれば取組みできる方法だと思います。
今を春休み前のゼロ学期として考えたとき、特に数学と英語におすすめする通年教材を使った学習方法があります。
特に数学がおすすめ。
普段の通年教材の使い方
通年で使うテキストは、1年間で学ぶ単元が教科書と同じように順番に掲載されています。
その順番かもしくは学校授業に合わせた順番にアレンジして学習を進めます。
できるだけ学校授業の3単元くらい先を常に学習するぺースにして学校テスト2週間くらい前になったらテスト範囲に戻って習熟学習。
通年教材は、通常、こういう流れで使っていきます。
ある一つの使い方
今、新学年準備のゼロ学期。
学習塾によっては、もう新学年のテキストが配られているのではないでしょうか。
新学年のテキストを開くと、テキストの使い方、そして目次です。
数学の場合は、先ず目次を見ます。
目次が1年間で習う内容です。
知らない言葉もあると思いますので、その時に覚えます。
こういう言葉があるというくらいでOKです。
数学の場合は目次で1年間の学習内容全体を大方把握することができます。
いきなり個々順番に入って進んでいく前に全体像をできるだけ理解しておこうということです。
そして学習をしていきます。
通年テキストは、前学年の復習、新学年新単元の解説用問題と解説、そして基本問題、習熟問題で構成されています。
この中の新学年新単元「解説用問題と解説」これだけを学習。
解説問題の解答は解説とともにテキスト内にあります。
新単元ですので、すぐにできないことがほとんどだと思います。
そのためすぐに解説をみます。
それから同じ問題を解説通りに解く。
そしてすぐに次の「解説用問題と解説」
ポイントは、できるだけ時間をかけないこと。
完全習熟ではなく、1回できたらすぐに次。
どんどん「解説用問題と解説」だけをやっていく。
1日30分~50分、新学年が始まる前に1年全体という感じです。
とっても大切な超基礎
1年間で学ぶ内容の超基礎を、このゼロ学期にやってしまう。
中学生の1年間はとても長い。
最初はなんとか学習を進めていくことができても、途中で学校授業についていけなくなったり、理解がつながらなくなったり。
数学であれば、突然計算がミスだらけになったり。
こうした多くの「山や谷」がやってくることがあります。
この通年テキストを使ったゼロ学期の超基礎学習は、1年の中でやってくる「山や谷」に対する保険にもなります。
なによりも新学年になってから「学校授業がわかる」という効果。
個別学習の塾では、学校テストがずっと1桁台など、おもいっきり勉強苦手という生徒に行っている学習方法でもあります。
塾であれば、講師の解説とアプローチがありますので、「自分では無理」という中学生でも進めていくことができる学習方法です。
中高一貫校のハイペースハイレベル学習でつまずいたとき
中高一貫校でのハイペースハイレベル学習で迷子のように立ち止まってしまった。
こんなときは、少しでも早く「学校が目指すハイレベル学習」の理解をなんとかしたくなります。
でもそうしたときに、本当に大切なのは「基礎の確認」
今回の、超基礎年間学習と同じような学習で「基礎の確認」に時間をとることで、ずいぶん落ち着きます。
それは自信につながり、次に向かう「学校が目指すハイレベル学習」への意欲もわいてきます。
この場合、超基礎より、もう少し内容はありますが、中学3年間の要約テキストを使うといいかもしれません。
勉強合宿では、この方法で効果をあげています。
おすすめです。
今回は以上です。