絶対評価
中学生の勉強 ゼロからの特別進学プログラム
発行周期 不定期
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こんにちは、石嶌之広です。
ある時、乗席全体がパノラマになっている飛行機で空を飛んでいました。
低空飛行で飛んでいたので、山々や青い空と海が目の前でダイナミックに広がります。
飛行機はさらに低空飛行になり、やがて車道に降り一般道を走り始めました。広げたままの翼がちょっとじゃま。
そんな夢のあと、いつもの朝ごはん。
なんか悩みはないのかと自問しているこのごろです。
今回のお話は、絶対評価についてです。
私たちが中学生のとき、成績評価は相対評価でした。
今、中学生の成績評価は絶対評価。
相対評価と絶対評価、それぞれに長所短所があります。
相対評価で伸びるとき、絶対評価で伸びるときがあるわけです。
絶対評価で伸びた30数年前のできごとについて
会社勤めの時、未収金回収サイクルを短くするための支社内営業所評価が始まりました。
今から30数年くらい前のことです。
たしか支社内営業所数は30くらいだったころです。
私は未収金回収をチェックする担当でしたが、その評価について責任を持つ立場でもありました。
営業所間評価ですから、相対評価では分が悪い地域があります。
どうしても地域特性が良い営業所が優位でした。
そうなると毎月の評価順位がおおよそ決まってしまいます。
営業所内でもエリアごとの順位は固まっている状態です。
私の担当する営業所地域は、残念なことに地域特性が良い方ではなくいつも下位にいました。
そして支社全体としてもサイクルの短縮結果に伸び悩みができていました。
色々な工夫をして努力をしていたのですが「環境」というものにはかなわないことを実感せざるを得ない状況です。
そこで、その企画のトップである支社の経理部長が、一時的取り組みとして絶対評価をテスト採用しました。
全体の中では下位でも、前月比が伸びれば良いとしたのです。
絶対評価がすべてを確約しました。
そのため、私の営業所内でもエリア評価を絶対評価にしました。
前月より短くなっていれば良いとしたのです。
各エリア担当者の評価を絶対評価がすべてであることを確約。
そして、良い結果をあげた担当者は、月曜日の朝礼で優秀者として名前を呼びあげることにしました。
すると、いつも下位にいたエリアの担当者が上位3をとるようになりました。
この絶対評価採用でいつも下位評価をされていた社員が突然ヒーローになるということがありました。
そして、実施当月から飛躍的に回収サイクルが改善されたのです。
そして支社内での私の営業所評価も突然1位をとることができました。
この取り組みは、支社全体の回収サイクルに劇的な改善をもたらすことになりました。
先日、日曜日の特別講習会のときに、目の前で一生懸命それぞれの学びに取り組みしている生徒を見ながら、そんな過去を思い出していました。
もし、いま相対評価を主にしていて伸び悩んでいる時は、絶対評価をすべてというルールをつくってみること。
すぐにできるところは家庭内です。
塾によっては、相対評価表を掲示して生徒の意欲アップに取り組みしているところがあります。
そんなときは、独自に絶対評価表を作成するなどの工夫が良いと思います。
おすすめです。
今回は以上です。
追伸
この企画をした支社経理部長、絶対評価を持ち出したときは、支社長をはじめ周囲から冷たい対応をされたそうです。
私は、この部長を信頼していましたので、間髪無く営業所内での絶対評価方法を思考し実施しました。
この支社部長と同じく営業所トップをはじめ役職者から冷たい対応を受けました。
相手にされず、勝手にやれという感じです。
スポーツでは、試合は相対評価、練習は絶対評価ということがあります。
勉強に関しては、絶対評価がすべてと確約する。
ここが最も大切なところです。