漢字と計算の勉強会

12日(土)漢字の勉強会を行いました

対象は4年生~6年生。中学受験前ということで、頻出の5年生漢字プリントを使った学習にしました。

この企画は継続してやっていきたいと思います。

夏休みや冬休みの勉強ランドでは別のプリントを使っていますが、これから4年生以上については今回使用したプリントで進めていくのも良いかと考えています。

13日(日)計算問題勉強会を行いました

対象は小5年生~中2年生

今回の勉強会では中3年生対象にしたかったのですが、急遽実施したためテキストが間に合わない可能性があることと、これから中3年生の多くは受験対策企画で、明らかに土曜日曜そして冬休みが埋め尽くされていくことがわかっているので、少しお休みということにしました。

計算問題勉強会ではテキストを使いますが、このテキストにある問題は、交換法則、分配法則、折り返しなど工夫すれば簡単になる問題はありません。

すべてベタに解かなければならない問題ばかりです。これを基礎というならば確かに基礎かもしれません。

ある知識があれば簡単になるということはないため、学習時間中は「思考の連続」ということになります。

計算問題をしながら、「勉強の体力作り」をする企画ともいえます。

プリント学習とテキスト学習

プリント学習の良いところは、料理でいうと本膳や会席料理みたいに一品一品料理ができてくる感じで取組みやすいところです。

そしてステップごとの確認がしやすいところです。どのくらいの理解で学習が進んでいるのかわかりやすい。

できるだけステップを細かくしていくことで、習熟の様子をより細かく理解しつつ、学習を効果的にする調整もできます。

ただあまり細かくしてしまうと進捗管理がとてもたいへんで流れを維持していくことができずに停滞させてしまうことにもつながります。

どのくらいの塩梅にするか、その時の状況の中で試行して思考する感じです。

テキスト学習の良いところは、本膳料理や会席料理の膳がすでに全部並べられて、大きな定食状態になっているため、全体像と進捗度を常に見ながら進めていくことができるところです。

ただテキスト学習では、体系立てた管理をしないと進捗管理が大雑把になりがちです。

そのため、このあたりを理解している学習塾ではテキストに合わせた進捗管理表を色々工夫して用いています。

普段、教室でやっているテキスト学習は、承認印を用いながら進捗管理をテキスト上で行っています。

最初は講師の指示で学習の進行方向を決めますが、少し慣れてくれば、講師の指示は少なくなり、自分で進行の判断をしていくことができるようになります。そして講師は、その判断の承認と必要に応じたアドバイスのみとなってきます。

そうなると、プリント学習でのステップの塩梅と同じことを、その時その時の個々の状況に合わせてテキスト上で実現しながら学習を進めることができます。テキストの利点もあるため、スモールステップのプリント学習より効果的なものにすることができる可能性もあります。

小学生漢字の勉強会も来年はテキスト学習に切り替えていくのも良いかもしれないなあと、今回の漢字と計算勉強会で思いました。