化学変化

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こんにちは、石嶌之広です。


一昨日は、何年か前からさぼりさぼり通っている陶芸教室の作品を観にいってきました。

県立の美術館での展示会に自分の作品を出品しているからです。

昨日の朝、新聞をみると、展示会でほかの方の作品をまじまじと見ている姿の自分が写った写真が載っていました。

 

今回は、化学変化です。


ずいぶん前に、「いつやるの・・・でしょ」という言葉がはやっていました。


とってもはやっていて、学生の多くがこの言葉を知っていたと思います。

影響を受けて実際に、なにかしらの「行動」が起きた人がいたのではと思られるのですが

それは「極わずか」またはやってみたけど「すぐに元に」ではないかと思います。

何故ならば面白いだけの言葉だったからです。

言葉だけでは、「やる」という自律的行動は起きにくいものです。

もう少し言えば、呼びかけに「今すぐ」という言葉があったとすれば、それは先延ばしの言葉であってもうすでに遅い。

「いつやるの・・・でしょ」

もし・・・のところに「昨日から」という言葉が来たならば、もしかしたら「この人やるなあ」と私も思ったかもしれません。

そろそろ本題に入ります。

じゃあ、どうしたら「やる」という自らの意思によるものが起きるのでしょう。

その思考の中のひとつに「化学変化」というのがあると考えています。

いままでやる気がなく「行動しない人」という状況だった。

しかし「行動している人」という状況にかわっていく。

それは、化学変化によって別人になるというようなことです。

誰かの呼びかけだけでは、それは起きない。

その言葉を自分に置き換えただけでは、それは起きない。

変化させる一つの方法は、外部から熱を加えること。

もしくは、熱のある物質の中に投じること。

それによって、原子の結合が組変わり別の物質になっていく。


勉強に熱心な学生が集まる塾に行くこと。

「熱心な学生のもつ熱」が化学変化を生じさせるかもしれない。


いままで学校テストしか知らない子が模擬試験を受験。

まったく歯が立たなかったという経験と、後日の勉強でそこにあった難解な問題が理解できたという経験。

そこで「生じた自らの心の熱」が、次への行動につなげることになるかもしれない。


いずれも場合も「体験」が化学変化をもたらす熱に関わっています。


体験のためには、行動が必要。


化学変化のためには、行動があるということです。

その行動は「今すぐ」という一瞬でも先延ばしにするようなことではなく「すでに」ということです。

そのあとに「やる」という自らの意志による変化が起き「すでにやっている人」という別人になりうる可能性がでてくる。

行動によって、熱が生じる機会がある。

行動している、熱を生じる機会があるとき「反応する機会」を意図的に作るのが、保護者であり、私たちの役目です。

すでに「行動」があるときには、変化し得る反応を言葉で後押しすることができるかもしれません。


次回は、意図的につくる部分についてお話したいと思います。

今回は、以上です。