あのときに選択した勇気



中学生の勉強 ゼロからの特別進学プログラム     発行周期 不定期               ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは、石嶌之広です。 このところ雨が続きます。 連日、九州地方で大きな被害がある報道があります。 前回、合宿に参加した生徒に九州方面の方がいらっしゃいましたので 気になってメールをしたところ元気そうでした。少し安心しました。 今回は「あのときに選択した勇気」についてです。 中高一貫校で学校授業の進度は速くて難易度も少し高いことで ついていけなくなってしまった中学生。
大学付属などでは、時折肩たたきがあって一貫校でも進学できない 
ケースがあります。 
 
又、不登校で学校に行っていないために、学習が進まずに停滞して 
しまっている中学生。学校に行けるようになっても授業について 
いけないことで高校進学に大きく影響することがあります。 
 
 
こうしたとき、夏休みなどに行うと良いことがあります。 
 
今年の夏休みは短縮日程のところが多いと思いますが、それでも 
普段よりは勉強に時間を取れると思います。 
 
その時間を使ってすることは 
 
「中1年生最初からの総復習」 
 
ありきたりですね。 
 
不登校の場合は、そうかもしれませんが中高一貫校の場合は違うの 
ではないかと思うかもしれません。 
 
復習よりも「今やっていることをなんとかしたい」という気持ちから 
「復習なんかより、とにかくこのテキストをなんとかしたい」 
と思うことでしょう。 
 
 
それでも「中1年生最初から総復習」 
 
このありきたりなことをします。 
 
 
2年生であれば、1年生からの1年と4カ月 
 
3年生であれば、1年生からの2年と4カ月 
 
全単元の基本部分を総復習することです。 
 
1年分2年分以上の復習ですから数時間では終わりません。 
およそ1教科40時間~50時間くらいでします。 
 
5教科すべてですと1日8時間かけて25日位ですから 
通常夏休みの全部を使うことになってしまいますので、数学か 
英語もしくは2つだけにするとよいと思います。 
 
総復習をするとどうなるかというと。 
 
基礎土台はできているということで落ち着きます。 
そして、この落ち着きができたら次のことをします。 
 
学校に合わせたテキストでもよいし、とにかく先行学習でもよい 
その時に、一番良いと思われることをやることです。 
「学校の宿題をやりきる」これもいいですね。 
 
そうするとさらに落ち着きます。 
 
総復習というと、ずいぶん遠回りな感じですが、高速直線道路に 
乗るための免許取得教習だと思うと良いと思います。 
 
基本で築く大きな成果 
 
先ず、総復習を完結して次に行く。 
 
こうして、夏休みが終わり秋くらいになったころ、高速直線道路に 
のって大きな成果を上げた方が、一昨年も昨年もいらっしゃいました。 
 
担任の先生から肩たたき候補にノミネートされたことを知らされた 
中学生。校内でも噂になるほど成績を上げて付属高校へ進学。 
 
成績中位を低迷していた中学生。この春、難易度の高い地元トップ校 
に合格。 
 
不登校で、ほとんど勉強していなかった中学1年生。 
1年生ですのであっという間に総復習を終えて2年生内容まで学習。 
いつ学校復帰しても学校授業に遅れることはありません。 
 
いずれも「やれば出来る」を本当に実現した方ばかりです。 
 
あのとき「中1年生最初から総復習」を選択した勇気。 
そこが第一歩でした。 
 
 
今回は以上です。 
 
 
 
石嶌之広