中学生の勉強 ゼロからの特別進学プログラム
発行周期 不定期
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こんにちは、石嶌之広です。
このところ雨が続きます。
連日、九州地方で大きな被害がある報道があります。
前回、合宿に参加した生徒に九州方面の方がいらっしゃいましたので
気になってメールをしたところ元気そうでした。少し安心しました。
今回は「あのときに選択した勇気」についてです。
中高一貫校で学校授業の進度は速くて難易度も少し高いことで
ついていけなくなってしまった中学生。
大学付属などでは、時折肩たたきがあって一貫校でも進学できない
ケースがあります。
又、不登校で学校に行っていないために、学習が進まずに停滞して
しまっている中学生。学校に行けるようになっても授業について
いけないことで高校進学に大きく影響することがあります。
こうしたとき、夏休みなどに行うと良いことがあります。
今年の夏休みは短縮日程のところが多いと思いますが、それでも
普段よりは勉強に時間を取れると思います。
その時間を使ってすることは
「中1年生最初からの総復習」
ありきたりですね。
不登校の場合は、そうかもしれませんが中高一貫校の場合は違うの
ではないかと思うかもしれません。
復習よりも「今やっていることをなんとかしたい」という気持ちから
「復習なんかより、とにかくこのテキストをなんとかしたい」
と思うことでしょう。
それでも「中1年生最初から総復習」
このありきたりなことをします。
2年生であれば、1年生からの1年と4カ月
3年生であれば、1年生からの2年と4カ月
全単元の基本部分を総復習することです。
1年分2年分以上の復習ですから数時間では終わりません。
およそ1教科40時間~50時間くらいでします。
5教科すべてですと1日8時間かけて25日位ですから
通常夏休みの全部を使うことになってしまいますので、数学か
英語もしくは2つだけにするとよいと思います。
総復習をするとどうなるかというと。
基礎土台はできているということで落ち着きます。
そして、この落ち着きができたら次のことをします。
学校に合わせたテキストでもよいし、とにかく先行学習でもよい
その時に、一番良いと思われることをやることです。
「学校の宿題をやりきる」これもいいですね。
そうするとさらに落ち着きます。
総復習というと、ずいぶん遠回りな感じですが、高速直線道路に
乗るための免許取得教習だと思うと良いと思います。
基本で築く大きな成果
先ず、総復習を完結して次に行く。
こうして、夏休みが終わり秋くらいになったころ、高速直線道路に
のって大きな成果を上げた方が、一昨年も昨年もいらっしゃいました。
担任の先生から肩たたき候補にノミネートされたことを知らされた
中学生。校内でも噂になるほど成績を上げて付属高校へ進学。
成績中位を低迷していた中学生。この春、難易度の高い地元トップ校
に合格。
不登校で、ほとんど勉強していなかった中学1年生。
1年生ですのであっという間に総復習を終えて2年生内容まで学習。
いつ学校復帰しても学校授業に遅れることはありません。
いずれも「やれば出来る」を本当に実現した方ばかりです。
あのとき「中1年生最初から総復習」を選択した勇気。
そこが第一歩でした。
今回は以上です。
石嶌之広