空回りする勉強
ちょっと思い出したので備忘録として書いておきます。
勉強の方法で時間だけ使っていてもあんまり効果的でない勉強というのがあります。
効果的な勉強とそうでない勉強の違いは、効果のある手順や仕組みがちゃんとあるかどうかですね。
効果的でない勉強というのは、いっぱい時間を使って勉強している風になってる、なんちゃって勉強という感じです。
代表的でよく知られているのは蛍光ペンの使用です。
地元大手の化学か物理かの講師で、有名講師なんだそうですが蛍光ペン大好きな方がいて授業で生徒に蛍光ペンポイントを指示するそうです。
それできちんと蛍光ペンでその部分をマークする生徒は高評価されますが、しない生徒は注意されるというわけです。
大事なのはで蛍光ペンでマークしたところをどうするかです。
蛍光ペン使用によってそれからどんな学習にしていくのか明確でなければなりません。
その学習が知識として確かなものになるための行動につながっている必要があるのです。
そうした根本の部分がなく、感覚で「大事だから」「暗記できそうだから」で蛍光ペンだらけで、やった感じになったテキストやノートは勉強には使いものにならないものです。
蛍光ペン勉強は、空回り勉強になりやすいものなのでやらないほうがよいですね。一色の蛍光ペンでも危険なのに、さらに2色3色なったら使いこなすのはかなり難しいとおもいます。
ルールが明確、そのルールには実績のある根拠がある。
空回り勉強にならないようにしたいものです。
修正ペンというのもあります。最悪ですね。
やった気になる勉強、空回り勉強ってラクなんですね。そして、やった気にすぐになれるという報酬もついてます。
そのため蛍光ペン使用や修正ペン使用というのは、チョット気を抜くとやりたくなるものです。
ダイエットで目の前の高カロリーおやつを我慢するような強い意志が必要かもしれません。
勉強したのに効果が見られないときには、二つの様子があります。
1)本当は実力はついているけど、形あるもので見たり感じたりして評価ができないとき。
2)やった気になる勉強や空回り勉強をしていただけのとき。
1)の時は結構辛い勉強に取組んでいるときですね。きちんと出来る出来ないを仕分けして、やるべきことに向き合っている勉強をしているのでちょいと勉強が辛いと思います。
自分の内面に向き合っているわけですから。
内面に向き合った、ちょいと辛い勉強をしたいものです。